.csファイルの作成と実行方法
C# のコードをテキストファイルに保存し、実行する方法を解説します。ファイルの実体はただのテキストファイルで、拡張子を『.cs』にしたものです。
.csファイルの書き方
テキストエディタで C# のコードを記述し、ファイル名を『.cs』拡張子で保存します。ファイルの文字コードは『UTF-8』で保存してください。
Hello.cs
using System;
class Hello
{
static void Main(string[] args)
{
string name = "C#";
int version = 12;
Console.WriteLine("言語: " + name);
Console.WriteLine("バージョン: " + version);
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
C# のプログラムは『Main』メソッドが実行の起点になります。現代の C# では .NET CLI(dotnet コマンド)を使ったプロジェクト管理が標準的な方法です。
コメントの書き方
.cs ファイルにはコメント(メモ)を記述できます。コメントはコンパイラに無視されるため、コードの説明や注意書きを残すのに使います。
| 書き方 | 説明 |
|---|---|
| // コメント | 1行コメントです。『//』の後にスペースを1つ入れて記述します。行末まで有効です。 |
| /* コメント */ | 複数行コメントです。『/*』から『*/』までの範囲がコメントになります。 |
| /// コメント | XMLドキュメントコメントです。クラスやメソッドの直前に記述すると、ドキュメント生成ツールで利用されます。 |
sample_comments.cs
using System;
/// <summary>
/// プログラムのエントリポイントを含むクラスです。
/// </summary>
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
/*
複数行にわたるコメントです。
処理の説明などを記述するのに使います。
*/
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
『///』はXMLドキュメントコメントです。クラスやメソッドの直前に記述すると、Visual Studio などのIDEでインテリセンス(入力補完)の説明文として表示されます。『// コメント』は通常の1行コメントで、コードの説明を残すのに使います。
実行方法
C# の実行には .NET SDK が必要です。現代では .NET CLI(dotnet コマンド)を使ったプロジェクト管理が標準的な方法です。
ステップ1: コンソールアプリプロジェクトを作成する
『dotnet new console』コマンドで新しいコンソールアプリケーションプロジェクトを作成します。『-n』オプションでプロジェクト名を指定します。
dotnet new console -n MyProject
The template "Console App" was created successfully.
プロジェクトディレクトリが生成され、その中に『Program.cs』が作成されます。このファイルにコードを記述します。
cd MyProject
ステップ2: コードを記述して実行する
『Program.cs』を編集してコードを記述したら、プロジェクトディレクトリで『dotnet run』を実行します。コンパイルと実行を一度に行います。
dotnet run
言語: C# バージョン: 12 Hello, World!
ファイルを変更するたびに再ビルドが自動で行われます。特別な操作は必要ありません。
概要
.cs ファイルはただのテキストファイルです。テキストエディタで C# のコードを書き、拡張子を『.cs』にして保存するだけで作成できます。
C# は .NET CLI を使って開発するのが現代の標準的な方法です。『dotnet new console』でプロジェクトを作成し、『dotnet run』でコンパイルと実行を一度に行えます。プロジェクト管理ファイル(.csproj)が自動で生成されるため、依存パッケージの管理や設定も dotnet コマンドで一元管理できます。
おすすめのエディタや環境構築については『環境構築』を参照してください。
記事の間違いや著作権の侵害等ございましたらお手数ですがこちらまでご連絡頂ければ幸いです。