【環境構築】Swiftの開発環境
Swift でプログラムを書いて実行するための環境構築手順を説明します。macOS では Xcode をインストールするだけで Swift が使えるようになります。
macOS での環境構築
Xcode のインストール
App Store から Xcode をインストールします。Xcode をインストールすると Swift コンパイラやデバッガが自動的に含まれます。
Xcode のフルインストールが不要な場合は、Xcode Command Line Tools だけでもコマンドラインで Swift を使えます。
xcode-select --install
インストール後、以下のコマンドで確認します。
swift --version
バージョン情報が表示されれば、インストールは完了です。
対話モード(REPL)
ターミナルで『swift』と入力すると、対話モード(REPL)が起動します。1行ずつコードを試せるので、ちょっとした動作確認に便利です。
swift
Welcome to Swift! 1> let message = "Hello, World!" message: String = "Hello, World!" 2> print(message) Hello, World! 3> 1 + 2 $R0: Int = 3 4> :quit
『:quit』と入力するか、Ctrl + D で REPL を終了できます。
ファイルを作成して実行する
1. ソースファイルを作成します
テキストエディタで『hello.swift』というファイルを作成し、以下の内容を書きます。
print("Hello, World!")
print("Swift の環境構築が完了しました。")
2. 実行します
swift hello.swift
『Hello, World!』と『Swift の環境構築が完了しました。』が表示されれば成功です。
コンパイルして実行ファイルを生成する場合
swiftc hello.swift -o hello ./hello
『swiftc』はコンパイラコマンドです。『swift ファイル名.swift』はスクリプト的に実行しますが、『swiftc』は実行ファイルを生成します。
Swift Playgrounds
Swift Playgrounds は iPad や Mac で使える学習向けのアプリです。App Store から無料でダウンロードできます。
コードを書くと即座に結果が表示されるため、文法を試しながら覚えるのに最適です。環境構築なしで Swift を体験できるので、初めての方はここから始めるのもよいでしょう。
Linux での環境構築
Linux でも Swift を使うことができます。
- swift.org からお使いのディストリビューションに合ったパッケージをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し、パスを通します。
ダウンロードしたアーカイブを展開します。
tar xzf swift-*-linux.tar.gz
パスを通します(.bashrc 等に追記してください)。
export PATH=/path/to/swift/usr/bin:$PATH
インストールを確認します。
swift --version
コマンドが見つからないとき
ターミナルで『swift: command not found』や『swiftc: command not found』と表示される場合は、以下の手順で確認・設定してください。
macOS の場合
macOS では Xcode または Command Line Tools をインストールすれば Swift が使えるようになります。以下のコマンドで Command Line Tools をインストール(または再インストール)してください。
Command Line Tools をインストールします。
xcode-select --install
インストール済みかどうかを確認します。
xcode-select -p
Xcode をインストール済みなのにコマンドが見つからない場合は、以下で Xcode のパスを設定します。
Xcode のツールチェインを選択します。
sudo xcode-select --switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
Linux の場合
swift.org からダウンロードしてインストールした場合は、展開先のパスが通っていない可能性があります。
コマンドの場所を確認します。
which swift which swiftc
見つからない場合、展開先を確認します。
ls /opt/swift/usr/bin/swift
展開先がわかったら、シェルの設定ファイルに PATH を追加します。まず使用しているシェルを確認してください。
echo $SHELL
『/bin/zsh』と表示されたら『~/.zshrc』、『/bin/bash』と表示されたら『~/.bashrc』に設定を書きます。
macOS (zsh) の場合:
echo 'export PATH="/opt/swift/usr/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'export PATH="/opt/swift/usr/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
パスの『/opt/swift/usr/bin』は実際の展開先に合わせて変更してください。
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