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SUM / AVG
数値列の合計値と平均値を求める集計関数です。GROUP BYと組み合わせてグループごとの集計にも使用します。
構文
-- 列の合計値を取得します。 SELECT SUM(列名) FROM テーブル名; -- 列の平均値を取得します。 SELECT AVG(列名) FROM テーブル名; -- 重複を除いた値の合計・平均を取得します。 SELECT SUM(DISTINCT 列名), AVG(DISTINCT 列名) FROM テーブル名; -- グループごとの合計・平均を取得します。 SELECT グループ列, SUM(列名), AVG(列名) FROM テーブル名 GROUP BY グループ列;
構文一覧
| 構文 | 概要 |
|---|---|
| SUM(列名) | 指定した列の合計値を返します。NULL値は無視されます。 |
| AVG(列名) | 指定した列の平均値を返します。NULL値は分子にも分母にも含まれません。 |
| SUM(DISTINCT 列名) | 重複した値を除いた合計を返します。 |
| AVG(DISTINCT 列名) | 重複した値を除いた平均を返します。 |
サンプルコード
-- 全社員の給与合計と平均を取得します。 SELECT SUM(salary) AS 給与合計, AVG(salary) AS 平均給与 FROM employees; -- 部署ごとの給与合計と平均を取得します。 SELECT department, SUM(salary) AS 給与合計, AVG(salary) AS 平均給与 FROM employees GROUP BY department ORDER BY 給与合計 DESC; -- 平均給与を小数点以下2桁で丸めます。 SELECT ROUND(AVG(salary), 2) AS 平均給与 FROM employees; -- ボーナスの合計(NULLを0として計算したい場合はIFNULLを使用)。 SELECT SUM(IFNULL(bonus, 0)) AS ボーナス合計 FROM employees; -- 商品の売上合計を取得します。 SELECT SUM(price * quantity) AS 売上合計 FROM order_items;
実行結果
-- SELECT department, SUM(salary) AS 給与合計, AVG(salary) AS 平均給与 -- FROM employees GROUP BY department ORDER BY 給与合計 DESC; の結果例 -- +----------+----------+------------+ -- | department | 給与合計 | 平均給与 | -- +----------+----------+------------+ -- | 開発部 | 2400000 | 300000.000 | -- | 営業部 | 1680000 | 280000.000 | -- | 総務部 | 900000 | 300000.000 | -- +----------+----------+------------+
データベース別の書き方
『SUM』『AVG』の基本構文は主要なデータベースで共通して使用できます。
SELECT department, SUM(salary) AS 給与合計, AVG(salary) AS 平均給与 FROM employees GROUP BY department;
NULLを0として扱いたい場合の関数名がデータベースによって異なります。MySQL は『IFNULL』、PostgreSQL・Oracle・SQL Server・SQLite は『COALESCE』を使用します(『COALESCE』はMySQL でも使用可能です)。
-- MySQL SELECT SUM(IFNULL(bonus, 0)) AS ボーナス合計 FROM employees; -- PostgreSQL・Oracle・SQL Server・SQLite(MySQLでも使用可) SELECT SUM(COALESCE(bonus, 0)) AS ボーナス合計 FROM employees;
小数点の丸めは MySQL・PostgreSQL・SQLite が『ROUND(値, 桁数)』、Oracle は『ROUND(値, 桁数)』(同じ構文)、SQL Server は『ROUND(値, 桁数)』で共通して使用できます。
概要
『SUM』と『AVG』はどちらもNULL値を自動的に無視して計算します。ただし、NULLを0として合計に含めたい場合は『IFNULL(列名, 0)』または『COALESCE(列名, 0)』で明示的に変換する必要があります。
対象行が1件もない場合(WHERE条件に一致する行がない場合)、『SUM』はNULLを返し、『AVG』もNULLを返します。NULL対策として『IFNULL(SUM(列名), 0)』のように記述することで、安全に0を返すことができます。
最大値・最小値を求める場合は『MAX / MIN』を、グループごとの集計条件は『GROUP BY / HAVING』を参照してください。
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