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LIKE

文字列の部分一致や前方一致・後方一致などのパターンマッチング検索を行う演算子です。

構文
-- パターンに一致する行を取得します。
SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 列名 LIKE 'パターン';

-- パターンに一致しない行を取得します。
SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 列名 NOT LIKE 'パターン';

-- ESCAPEでワイルドカード文字をエスケープします。
SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 列名 LIKE 'パターン' ESCAPE 'エスケープ文字';
ワイルドカード一覧
ワイルドカード概要
%0文字以上の任意の文字列に一致します。前方一致・後方一致・部分一致のすべてに使用できます。
_(アンダースコア)任意の1文字に一致します。文字数が決まっている場合に使用します。
NOT LIKEパターンに一致しない行を取得します。
ESCAPE '文字'指定した文字をエスケープ文字として扱い、ワイルドカードをリテラル文字として検索できます。
サンプルコード
-- 氏名が「田」で始まる社員を取得します(前方一致)。
SELECT name FROM employees WHERE name LIKE '田%';

-- 氏名が「子」で終わる社員を取得します(後方一致)。
SELECT name FROM employees WHERE name LIKE '%子';

-- 氏名に「中」を含む社員を取得します(部分一致)。
SELECT name FROM employees WHERE name LIKE '%中%';

-- 氏名が3文字の社員を取得します(_は1文字に一致)。
SELECT name FROM employees WHERE name LIKE '___';

-- メールアドレスが「example」以外のドメインの社員を取得します。
SELECT name, email FROM employees WHERE email NOT LIKE '%@example.com';

-- 商品名に「%OFF」を含む商品を検索します(%をリテラルとして扱います)。
SELECT product_name FROM products WHERE product_name LIKE '%\%OFF' ESCAPE '\';
実行結果
-- SELECT name FROM employees WHERE name LIKE '田%'; の結果例
-- +----------+
-- | name     |
-- +----------+
-- | 田中太郎 |
-- | 田村美咲 |
-- +----------+
データベース別の書き方

『LIKE』の基本構文(『%』『_』ワイルドカード)は主要なデータベースで共通して使用できます。

SELECT name FROM employees WHERE name LIKE '田%';

大文字・小文字の区別はデータベースによって異なります。MySQLはデフォルトで区別しません(照合順序が ci の場合)。PostgreSQLは区別するため、区別しない検索には『ILIKE』を使用します。

-- PostgreSQL(大文字・小文字を区別しないLIKE)
SELECT name, email FROM employees WHERE email ILIKE '%@EXAMPLE.COM';

正規表現による高度なパターンマッチングは、データベースごとに異なる構文を使用します。

-- MySQL(REGEXP演算子)
SELECT name FROM employees WHERE name REGEXP '^[田中]';

-- PostgreSQL(~演算子)
SELECT name FROM employees WHERE name ~ '^[田中]';

-- Oracle(REGEXP_LIKE関数)
SELECT name FROM employees WHERE REGEXP_LIKE(name, '^[田中]');
概要

『LIKE』はテキスト検索でよく使用される演算子です。『%』は任意の長さの文字列、『_』は任意の1文字に一致します。

『LIKE』を前方一致(例:『田%』)で使用した場合はインデックスが有効に機能しますが、中間一致(例:『%田%』)や後方一致(例:『%田』)ではインデックスが使用されずテーブルフルスキャンが発生します。大量データのあるテーブルでの使用には注意してください。

MySQLでは大文字・小文字を区別しない照合順序(ci: case insensitive)がデフォルトのため、『LIKE 'abc%'』と『LIKE 'ABC%'』は同じ結果になります。大文字・小文字を区別したい場合は『BINARY』キーワードを使用します。

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