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ALTER TABLE
既存テーブルの定義を変更する命令です。列の追加・削除・変更、テーブル名の変更などを行えます。
構文
-- 列を追加します。 ALTER TABLE テーブル名 ADD COLUMN 列名 データ型 [制約]; -- 列を削除します。 ALTER TABLE テーブル名 DROP COLUMN 列名; -- 列の定義を変更します(MySQL)。 ALTER TABLE テーブル名 MODIFY COLUMN 列名 新しいデータ型 [制約]; -- 列名と定義を同時に変更します(MySQL)。 ALTER TABLE テーブル名 CHANGE COLUMN 旧列名 新列名 データ型 [制約]; -- テーブル名を変更します。 ALTER TABLE テーブル名 RENAME TO 新しいテーブル名;
構文一覧
| 構文 | 概要 |
|---|---|
| ADD COLUMN 列名 型 | テーブルに新しい列を追加します。デフォルトで末尾に追加されます。 |
| ADD COLUMN 列名 型 AFTER 既存列名 | 指定した列の直後に新しい列を追加します(MySQL)。 |
| DROP COLUMN 列名 | 指定した列とそのデータを削除します。元に戻せないため注意が必要です。 |
| MODIFY COLUMN 列名 型 | 列のデータ型や制約を変更します(MySQL)。列名は変わりません。 |
| CHANGE COLUMN 旧名 新名 型 | 列名と定義をまとめて変更します(MySQL)。 |
| ALTER COLUMN 列名 TYPE 型 | 列の型を変更します(PostgreSQL)。 |
| RENAME TO 新テーブル名 | テーブル名を変更します(標準SQL・PostgreSQL)。MySQLでは RENAME TABLE 旧名 TO 新名 も使えます。 |
サンプルコード
-- 会員テーブルに電話番号列を追加します。
ALTER TABLE members ADD COLUMN phone VARCHAR(20) AFTER email;
-- 名前列の最大文字数を100から200に拡張します(MySQL)。
ALTER TABLE members MODIFY COLUMN name VARCHAR(200) NOT NULL;
-- 列名を旧名から新名に変更します(MySQL)。
ALTER TABLE members CHANGE COLUMN registed_at registered_at DATETIME NOT NULL;
-- 不要になった列を削除します。
ALTER TABLE members DROP COLUMN old_column;
-- テーブル名を変更します。
ALTER TABLE users RENAME TO members;
-- 複数の変更を一度に実行します(MySQL)。
ALTER TABLE products
ADD COLUMN description TEXT AFTER product_name,
MODIFY COLUMN price DECIMAL(12, 2) NOT NULL;
実行結果
-- ALTER TABLE members ADD COLUMN phone VARCHAR(20) AFTER email; 実行後の SHOW COLUMNS 結果例 -- +---------------+--------------+------+-----+-------------------+ -- | Field | Type | Null | Key | Default | -- +---------------+--------------+------+-----+-------------------+ -- | member_id | int | NO | PRI | NULL | -- | name | varchar(200) | NO | | NULL | -- | email | varchar(255) | NO | UNI | NULL | -- | phone | varchar(20) | YES | | NULL | -- | registered_at | datetime | NO | | CURRENT_TIMESTAMP | -- +---------------+--------------+------+-----+-------------------+
データベース別の書き方
列の追加と削除の基本構文は主要なデータベースで共通して使用できます。
-- 列の追加(共通) ALTER TABLE members ADD COLUMN phone VARCHAR(20); -- 列の削除(共通) ALTER TABLE members DROP COLUMN old_column;
列の定義変更はデータベースによって構文が異なります。MySQL は『MODIFY COLUMN』、PostgreSQL は『ALTER COLUMN ... TYPE』、SQL Server は『ALTER COLUMN』を使用します。
-- MySQL ALTER TABLE members MODIFY COLUMN name VARCHAR(200) NOT NULL; -- PostgreSQL ALTER TABLE members ALTER COLUMN name TYPE VARCHAR(200); -- SQL Server ALTER TABLE members ALTER COLUMN name NVARCHAR(200) NOT NULL;
列名の変更も構文が異なります。MySQL は『CHANGE COLUMN』、PostgreSQL は『RENAME COLUMN』、SQL Server は『sp_rename』プロシージャを使用します。
-- MySQL ALTER TABLE members CHANGE COLUMN registed_at registered_at DATETIME NOT NULL; -- PostgreSQL ALTER TABLE members RENAME COLUMN registed_at TO registered_at; -- SQL Server EXEC sp_rename 'members.registed_at', 'registered_at', 'COLUMN';
『ADD COLUMN ... AFTER 既存列名』で挿入位置を指定できるのは MySQL のみです。PostgreSQL・Oracle・SQL Server では列は常に末尾に追加されます。SQLite は列の削除(『DROP COLUMN』)がバージョン 3.35.0 以降でのみサポートされています。
概要
『ALTER TABLE』は稼働中のデータベースで頻繁に使用します。大規模なテーブルで列を追加・変更するとテーブルロックが発生してアクセスが停止することがあるため、本番環境では事前にメンテナンス時間を確保するか、Online DDLをサポートするストレージエンジン(InnoDBなど)の機能を活用することを検討してください。
『DROP COLUMN』はデータごと削除されます。誤操作のリスクが高いため、実行前にバックアップを取ることを強く推奨します。
テーブルを新規に作成する手順は『CREATE TABLE』を参照してください。インデックスの追加・削除は『CREATE INDEX』を参照してください。
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