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HashMap::keys() / values() / iter()
『HashMap』のキー・値・キーと値のペアをイテレーションで取り出すメソッドです。ループ処理でマップの内容を順に処理する際に使用します。
構文
// キーの参照を取り出すイテレータを生成します。
for key in map.keys() { }
// 値の参照を取り出すイテレータを生成します。
for value in map.values() { }
// キーと値のペア(タプル)を取り出すイテレータを生成します。
for (key, value) in map.iter() { }
// キーと値の所有権を取り出すイテレータを生成します(mapは消費されます)。
for (key, value) in map.into_iter() { }
メソッド一覧
| メソッド | 概要 |
|---|---|
| keys() | キーの参照を返すイテレータを生成します。値には触れずキーだけを処理したい場合に使います。 |
| values() | 値の参照を返すイテレータを生成します。キーが不要で値だけを処理したい場合に使います。 |
| values_mut() | 値の可変参照を返すイテレータを生成します。ループ内で値を書き換えたい場合に使います。 |
| iter() | キーと値の参照のペア『(&K, &V)』を返すイテレータを生成します。最もよく使う汎用的なイテレーション方法です。 |
| iter_mut() | キーの参照と値の可変参照のペア『(&K, &mut V)』を返すイテレータを生成します。 |
| into_iter() | キーと値の所有権を持つペア『(K, V)』を返すイテレータを生成します。呼び出し後はマップを使用できません。 |
サンプルコード
use std::collections::HashMap;
fn main() {
let mut scores: HashMap<String, i32> = HashMap::new();
scores.insert(String::from("Alice"), 100);
scores.insert(String::from("Bob"), 85);
scores.insert(String::from("Carol"), 92);
// キーだけをループします。
println!("--- keys ---");
for key in scores.keys() {
println!("{}", key);
}
// 値だけをループします。
println!("--- values ---");
for val in scores.values() {
println!("{}", val);
}
// キーと値のペアをループします。
println!("--- iter ---");
for (name, score) in scores.iter() {
println!("{}: {}", name, score);
}
// 値を可変参照で取り出して書き換えます。
for val in scores.values_mut() {
*val += 5; // 全員のスコアに5点加算します。
}
println!("加算後: {:?}", scores);
}
概要
『HashMap』のイテレーションメソッドは、用途に応じて3種類から選びます。キーだけ必要なら『keys()』、値だけなら『values()』、両方必要なら『iter()』を使います。『HashMap』の順序は挿入順ではなくハッシュ値に依存するため、反復順序は実行ごとに異なる場合があります。
値をループ内で変更したい場合は『values_mut()』または『iter_mut()』を使います。また、ループ後にマップ自体が不要な場合は『into_iter()』で所有権ごと取り出すと効率的です。『into_iter()』を使ったあとはマップは使用できなくなる点に注意してください。
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