【環境構築】Rubyの開発環境
Ruby でプログラムを書いて実行するための環境構築手順を説明します。macOS には Ruby が標準搭載されているため、すぐに始められます。
Windows での環境構築
- RubyInstaller からインストーラをダウンロードします。「WITH DEVKIT」版を選ぶと、拡張ライブラリのビルドにも対応できます。
- インストーラを実行し、画面の指示に従ってインストールします。『Add Ruby executables to your PATH』にチェックを入れてください。
- コマンドプロンプトで以下を実行して、インストールを確認します。
ruby --version
バージョン情報が表示されれば、インストールは完了です。
macOS での環境構築
macOS には Ruby が標準搭載されています。ターミナルで以下を実行して確認できます。
ruby --version
最新版を使いたい場合は、Homebrew や rbenv でインストールできます。
Homebrew でインストールする場合:
brew install ruby
rbenv でバージョン管理する場合:
brew install rbenv rbenv install 3.3.0 rbenv global 3.3.0
rbenv を使うと、プロジェクトごとに Ruby のバージョンを切り替えられます。
プログラムの実行
1. ソースファイルを作成します
テキストエディタで『hello.rb』というファイルを作成し、以下の内容を書きます。
puts "Hello, World!" puts "Ruby の環境構築が完了しました。"
2. 実行します
ruby hello.rb
『Hello, World!』と『Ruby の環境構築が完了しました。』が表示されれば成功です。
対話モード(irb)
『irb』(Interactive Ruby)を使うと、1行ずつ Ruby のコードを試せます。ちょっとした動作確認に便利です。
irb
起動するとプロンプトが表示されます。コードを入力すると即座に結果が返ります。
irb(main):001:0> 1 + 2 => 3 irb(main):002:0> "Hello".length => 5 irb(main):003:0> exit
『exit』と入力するか、Ctrl + D で irb を終了できます。
エディタの選択
| ツール | 概要 |
|---|---|
| Visual Studio Code | Ruby 拡張機能をインストールすると、コード補完や構文チェックが使えます。 |
| RubyMine | JetBrains の Ruby 専用 IDE です。デバッグ機能が充実しています。 |
| Sublime Text / Vim | 軽量なエディタです。Ruby のシンタックスハイライトに標準対応しています。 |
コマンドが見つからないとき
ターミナルで『ruby: command not found』と表示される場合は、PATH(パス)が通っていない可能性があります。以下の手順で確認・設定してください。
1. コマンドの場所を探します
コマンドの場所を確認します。
which ruby which irb
見つからない場合、よくあるインストール先を確認します。
ls /usr/local/bin/ruby ls /opt/homebrew/bin/ruby
2. 使用しているシェルを確認します
echo $SHELL
『/bin/zsh』と表示されたら『~/.zshrc』、『/bin/bash』と表示されたら『~/.bashrc』に設定を書きます。
3. PATH に追加します
コマンドの場所がわかったら、シェルの設定ファイルに PATH を追加します。
macOS (zsh) の場合:
echo 'export PATH="/opt/homebrew/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'export PATH="/usr/local/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
rbenv を使っている場合
rbenv でインストールした Ruby が見つからない場合は、シェルの初期化設定が不足している可能性があります。以下を設定ファイルに追加してください。
macOS (zsh) の場合:
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
Windows の場合は「システムの詳細設定」→「環境変数」→「Path」に追加します。RubyInstaller を使った場合は、インストール時に『Add Ruby executables to your PATH』にチェックを入れていれば自動的に設定されます。
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