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数値.times / upto / downto / step
整数が持つ反復処理メソッドです。指定した回数だけループしたり、数値の範囲を昇順・降順に繰り返したりできます。
構文
# n回繰り返します(0から n-1 まで)。
n.times { |i| 処理 }
# start から stop まで1ずつ増やしながら繰り返します。
start.upto(stop) { |i| 処理 }
# start から stop まで1ずつ減らしながら繰り返します。
start.downto(stop) { |i| 処理 }
# start から stop まで step ずつ増やしながら繰り返します。
start.step(stop, step) { |i| 処理 }
メソッド一覧
| メソッド | 概要 |
|---|---|
| n.times { |i| } | 0からn-1までの整数をブロックに渡しながらn回繰り返します。 |
| start.upto(stop) { |i| } | startからstopまで1ずつ増やしながら繰り返します。stopより大きくなると終了します。 |
| start.downto(stop) { |i| } | startからstopまで1ずつ減らしながら繰り返します。stopより小さくなると終了します。 |
| start.step(stop, step) { |i| } | startからstopまでstep刻みで繰り返します。浮動小数点のステップも使えます。 |
サンプルコード
# times: 指定した回数だけ繰り返します。
3.times { |i| print "#{i} " }
puts # 0 1 2
# インデックスが不要なら省略できます。
3.times { print "★ " }
puts # ★ ★ ★
# upto: 昇順に繰り返します。
1.upto(5) { |i| print "#{i} " }
puts # 1 2 3 4 5
# downto: 降順に繰り返します。
5.downto(1) { |i| print "#{i} " }
puts # 5 4 3 2 1
# step: ステップを指定して繰り返します。
1.step(10, 2) { |i| print "#{i} " }
puts # 1 3 5 7 9
# 浮動小数点のステップも使えます。
0.0.step(1.0, 0.25) { |f| print "#{f} " }
puts # 0.0 0.25 0.5 0.75 1.0
# 実用例: カウントダウン。
puts "カウントダウン開始!"
5.downto(1) { |i| puts "#{i}..." }
puts "発射!"
概要
Rubyでは整数自体がイテレータメソッドを持っており、『for』文や『while』文を使わなくてもシンプルなループを書けます。これはRubyが「すべてがオブジェクト」という設計方針を持つからです。
『times』はブロックにインデックス(0始まり)が渡されます。インデックスが不要な場合はブロック変数を省略してください。『upto』と『downto』はそれぞれ開始値から終了値まで1刻みで繰り返します。
『upto』で開始値が終了値より大きい場合、またはstopがstartより大きく負のstepを指定した場合、ブロックは一度も実行されません。意図した範囲を確認してから使用してください。
範囲オブジェクトを使ったループは『範囲.step』でも実現できます。整数の判定メソッドは『数値.even? / odd? / zero?』を参照してください。
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