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Ruby辞典

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例外クラス / StandardError / RuntimeError

Rubyには用途別に分類された例外クラスが用意されています。独自の例外クラスを定義して使うこともできます。

構文
# 独自例外クラスを定義します。
class カスタムエラー < StandardError
  def initialize(msg = "デフォルトメッセージ")
    super
  end
end

# 独自例外を発生させます。
raise カスタムエラー
raise カスタムエラー, "詳細なメッセージ"
raise カスタムエラー.new("メッセージ")

# 例外クラスの階層を確認します。
puts エラークラス.ancestors
主要な例外クラス
例外クラス概要
StandardError一般的なエラーの基底クラスです。独自例外はこれを継承します。
RuntimeError『raise』にクラスを指定しない場合に発生するデフォルトの例外です。
TypeError型が不正な場合に発生します(例:文字列と整数の加算)。
ArgumentError引数の数や値が不正な場合に発生します。
NameError未定義の変数・メソッド名を参照した場合に発生します。
NoMethodError存在しないメソッドを呼び出した場合に発生します(NameError のサブクラス)。
ZeroDivisionError整数をゼロで除算した場合に発生します。
IOErrorファイルやストリーム操作に失敗した場合に発生します。
Errno::ENOENTファイルやディレクトリが見つからない場合に発生します。
サンプルコード
# 独自例外クラスを定義します。
class バリデーションエラー < StandardError
  attr_reader :フィールド名

  def initialize(フィールド名, msg = nil)
    @フィールド名 = フィールド名
    super(msg || "#{フィールド名}の値が不正です。")
  end
end

class 年齢エラー < バリデーションエラー; end

# 独自例外を発生させて補足します。
def ユーザーを登録する(名前, 年齢)
  raise バリデーションエラー.new("名前"), "名前は必須です。" if 名前.empty?
  raise 年齢エラー.new("年齢"), "年齢は0以上を指定してください。" if 年齢 < 0

  puts "#{名前}(#{年齢}歳)を登録しました。"
end

begin
  ユーザーを登録する("田中", 25)
  ユーザーを登録する("", 20)
rescue 年齢エラー => e
  puts "年齢エラー: #{e.message}"
rescue バリデーションエラー => e
  puts "バリデーションエラー[#{e.フィールド名}]: #{e.message}"
end
概要

Rubyの例外クラスは『Exception』を頂点とする階層構造になっています。通常は『StandardError』のサブクラスを使い、独自例外も『StandardError』を継承して定義します。

独自例外クラスを定義すると、エラーの種類を明確に区別でき、呼び出し側で適切に対処できます。『rescue Exception』と書くと『SignalException』や『SystemExit』など終了シグナルまで補足してしまい、Ctrl+Cでプログラムを終了できなくなります。基本的に『rescue StandardError』か、特定のサブクラスを指定してください。

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