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Ruby辞典

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Enumerable.each_slice / each_cons / chunk / zip

コレクションを一定のサイズで分割したり、複数の要素を結合したりする高度な反復メソッドです。

構文

# n個ずつのグループに分割して反復します。
コレクション.each_slice(n) { |グループ| 処理 }

# n個の連続した要素のまとまりで反復します。
コレクション.each_cons(n) { |グループ| 処理 }

# 要素をn個ずつのチャンクに分けます(ブロックの戻り値が変わる境界で分割)。
コレクション.chunk { |要素| キー }

# 複数の配列を対応するインデックスでまとめます。
配列1.zip(配列2, 配列3)

メソッド一覧

メソッド概要
each_slicen個ずつに分割して繰り返します。最後のグループはn個未満になる場合があります。
each_consn個の連続した要素のウィンドウをずらしながら繰り返します。
chunkブロックの戻り値が変化する境界でグループを区切り、列挙子を返します。
zip対応するインデックスの要素をまとめた配列の配列を返します。

サンプルコード

数値 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7]

# each_slice で3個ずつ処理します。
数値.each_slice(3) { |グループ| puts グループ.inspect }
# [1, 2, 3]
# [4, 5, 6]
# [7]

# each_cons で3個の連続した組み合わせを取得します。
数値.each_cons(3) { |グループ| puts グループ.inspect }
# [1, 2, 3]
# [2, 3, 4]
# [3, 4, 5]
# [4, 5, 6]
# [5, 6, 7]

# chunk で連続する同じ値をまとめます。
データ = [1, 1, 2, 2, 2, 1, 3, 3]
データ.chunk { |n| n }.each do |キー, グループ|
  puts "#{キー}: #{グループ.inspect}"
end

# zip で2つの配列を対にします。
名前 = ["田中", "山田", "鈴木"]
点数 = [85, 92, 78]
名前.zip(点数).each { |n, s| puts "#{n}: #{s}点" }

概要

『each_slice』はページネーションや一括処理のバッチサイズ制御に、『each_cons』は移動平均や連続する要素の比較に役立ちます。どちらもブロックなしで呼び出すと列挙子(Enumerator)を返します。

『zip』は複数の配列を並べて処理したいときに便利です。対応する要素が存在しない場合は『nil』が補完されるため、配列の長さが異なるときは注意が必要です。『chunk』は連続した同じ属性を持つ要素をまとめるのに使い、『group_by』とは異なり隣接する要素のみをグループ化します。

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