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Ruby辞典

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配列.sort / sort_by / reverse

対応: Ruby 1.8(2003)

配列を並べ替えたり、反転させるメソッドです。『sort』は昇順ソート、『sort_by』はブロックの戻り値を基準にソート、『reverse』は要素の順序を逆にします。

構文

# 配列を昇順に並べ替えた新しい配列を返します。
配列.sort
配列.sort { |a, b| a <=> b }

# ブロックの戻り値を基準に並べ替えた新しい配列を返します。
配列.sort_by { |要素| 基準となる値 }

# 配列の要素の順序を逆にした新しい配列を返します。
配列.reverse

メソッド一覧

メソッド概要
sort配列を昇順に並べ替えた新しい配列を返します。ブロックを渡すと比較ロジックを自由に指定できます。
sort_by { |e| ... }ブロックの戻り値を比較キーとして並べ替えます。文字列長や属性値での並べ替えに便利です。
sort!元の配列を直接並べ替えます(破壊的メソッド)。
sort_by!元の配列をブロックの基準で直接並べ替えます(破壊的メソッド)。
reverse要素の順序を逆にした新しい配列を返します。
reverse!元の配列の順序を直接逆にします(破壊的メソッド)。

サンプルコード

sample_array_sort_sort_by_reverse.rb
# 数値の昇順ソート
numbers = [3, 1, 4, 1, 5, 9, 2, 6]
puts numbers.sort.inspect       # [1, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 9]

# 数値の降順ソート(ブロックで比較順を逆にします)
puts numbers.sort { |a, b| b <=> a }.inspect  # [9, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 1]

# 文字列の並べ替え(辞書順)
names = ['Majima', 'Kiryu', 'Akiyama', 'Saejima']
puts names.sort.inspect         # ["Akiyama", "Kiryu", "Majima", "Saejima"]

# 文字列長を基準に並べ替え
puts names.sort_by { |w| w.length }.inspect   # ["Kiryu", "Majima", "Saejima", "Akiyama"]

# ハッシュの配列を特定のキーで並べ替え
people = [
  { name: '岡部倫太郎', age: 18, org: '未来ガジェット研究所' },
  { name: '椎名まゆり', age: 16, org: '未来ガジェット研究所' },
  { name: '牧瀬紅莉栖', age: 18, org: '未来ガジェット研究所' }
]
sorted = people.sort_by { |p| p[:age] }
sorted.each { |p| puts "#{p[:name]}: #{p[:age]}歳" }
# 椎名まゆり: 16歳、岡部倫太郎: 18歳、牧瀬紅莉栖: 18歳 の順に出力されます。

# 配列の反転
puts [1, 2, 3, 4, 5].reverse.inspect   # [5, 4, 3, 2, 1]
puts 'hello'.chars.reverse.join        # olleh(文字列を逆順にするテクニック)

# 破壊的メソッド(元の配列を変更します)
arr = [5, 3, 1, 4, 2]
arr.sort!
puts arr.inspect   # [1, 2, 3, 4, 5](元の配列が変更されています)
ruby array_sort_sort_by_reverse.rb
[1, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 9]
[9, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 1]
["Akiyama", "Kiryu", "Majima", "Saejima"]
["Kiryu", "Majima", "Saejima", "Akiyama"]
椎名まゆり: 16歳
岡部倫太郎: 18歳
牧瀬紅莉栖: 18歳
[5, 4, 3, 2, 1]
olleh
[1, 2, 3, 4, 5]

概要

『sort』は要素同士を『<=>』(宇宙船演算子)で比較して並べ替えます。ブロックを渡すと、戻り値が『-1』『0』『1』のいずれかになるように比較ロジックを記述することで、降順や複合条件での並べ替えが可能です。

『sort_by』はブロックの戻り値を比較キーとして使うため、複雑なオブジェクトの並べ替えをシンプルに書けます。大量データのソートでは『sort_by』の方が『sort』よりも効率的です。これはブロックの呼び出し回数が少なくなるためです。

末尾に『!』が付くメソッドは元の配列を直接変更します。元のデータを保持したい場合は破壊的でないメソッドを使いましょう。複数のキーで並べ替えたい場合は、ブロック内で配列を返すテクニックが便利です(例:『sort_by { |e| [e[:age], e[:name]] }』)。

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