配列.any? / all? / none? / count
| 対応: | Ruby 1.8(2003) |
|---|
配列の要素が条件を満たすかどうかを判定したり、条件に一致する要素の数を数えたりするメソッドです。
構文
# 1つ以上の要素が条件を満たせば true を返します。
配列.any? { |要素| 条件式 }
配列.any? # 要素が1つ以上あれば true
# すべての要素が条件を満たせば true を返します。
配列.all? { |要素| 条件式 }
配列.all? # nil と false 以外の要素のみなら true
# 条件を満たす要素が1つもなければ true を返します。
配列.none? { |要素| 条件式 }
# 条件に一致する要素の数を返します。
配列.count
配列.count(値)
配列.count { |要素| 条件式 }
メソッド一覧
| メソッド | 概要 |
|---|---|
| any? | ブロックありの場合、1つでも条件を満たす要素があれば『true』を返します。ブロックなしの場合、配列が空でなければ『true』を返します。 |
| all? | ブロックありの場合、すべての要素が条件を満たせば『true』を返します。空配列に対しては常に『true』を返します。 |
| none? | 条件を満たす要素が1つもない場合に『true』を返します。 |
| count | 引数・ブロックなしの場合は要素数を返します。値またはブロックを渡すと一致した要素の数を返します。 |
サンプルコード
sample_array_any_all_none_count.rb
scores = [65, 82, 91, 78, 55]
# any? で1つでも条件を満たすか確認します。
puts scores.any? { |s| s >= 90 } # true(91がある)
puts scores.any? { |s| s >= 100 } # false
# all? ですべての要素が条件を満たすか確認します。
puts scores.all? { |s| s >= 50 } # true(全員50以上)
puts scores.all? { |s| s >= 80 } # false
# none? で条件を満たす要素が1つもないか確認します。
puts scores.none? { |s| s < 50 } # true(50未満はいない)
puts scores.none? { |s| s > 90 } # false(91がある)
# count で要素数を数えます。
puts scores.count # 5(全要素数)
puts scores.count(82) # 1(値が82の要素数)
puts scores.count { |s| s >= 80 } # 2(80以上の要素数)
# 実用例: バリデーションチェックです。
mail_list = ["a@example.com", "b@example.com", "invalid-email"]
all_valid = mail_list.all? { |m| m.include?("@") }
puts all_valid # false
invalid_count = mail_list.count { |m| !m.include?("@") }
puts "無効なメール: #{invalid_count}件" # 無効なメール: 1件
ruby array_any_all_none_count.rb true false true false true false 5 1 2 false 無効なメール: 1件
概要
これらのメソッドは配列全体に対する条件判定を簡潔に書けます。『each』ループとフラグ変数を使う書き方より可読性が高くなります。
『all?』は空配列に対して常に『true』を返します(数学的な「全称命題が空集合で真」という考え方に基づきます)。空配列に対する動作が重要な場合は事前に『empty?』を確認してください。
条件に一致する要素を取り出すには『select / reject』を、要素の存在確認だけであれば『include?』も使用できます。
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