【環境構築】PHPの開発環境
PHPの開発環境を構築する方法を解説します。PHPはWebアプリケーション開発に広く使われている言語で、ビルトインサーバーを使えばすぐにブラウザで動作確認できます。
PHPのインストール
| OS | インストール方法 |
|---|---|
| Windows | php.net からZIPファイルをダウンロードして展開します。展開先のフォルダパスを環境変数『PATH』に追加してください。手軽に始めたい場合は XAMPP をインストールするとPHP・Apache・MySQLが一括で導入されます。 |
| macOS | Homebrew で『brew install php』を実行します。Homebrew はmacOS用のパッケージマネージャです。インストールされていない場合は公式サイト(https://brew.sh/)の手順に従ってインストールしてください。インストール後、ターミナルで『php --version』を実行してバージョンを確認してください。 |
php --version PHP 8.3.8 (cli)
ビルトインサーバーで動かす
PHPにはWebサーバーが内蔵されています。Apache等のWebサーバーを別途インストールしなくても、ブラウザでPHPの動作確認ができます。
まず、テキストエディタで以下の内容を『index.php』として保存します。
sample_index.php
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPテスト</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, PHP!</h1>
<p>現在の日時: <?php echo date('Y-m-d H:i:s'); ?></p>
<?php
$members = ['五条悟', '虎杖悠仁', '伏黒恵', '釘崎野薔薇'];
echo '<ul>';
foreach ($members as $member) {
echo '<li>' . $member . '</li>';
}
echo '</ul>';
?>
</body>
</html>
ターミナルでファイルを保存したフォルダに移動し、以下のコマンドでビルトインサーバーを起動します。
php -S localhost:8000
ブラウザで http://localhost:8000 を開くと、PHPの実行結果が表示されます。サーバーを停止するには『Ctrl + C』を押します。
CLIで実行する
PHPファイルはブラウザを使わず、ターミナルから直接実行することもできます。
テキストエディタで以下の内容を『hello.php』として保存します。
hello.php
<?php
// hello.php
echo "Hello, PHP!" . PHP_EOL;
$name = "五条悟";
echo "こんにちは、" . $name . "さん!" . PHP_EOL;
for ($i = 1; $i <= 5; $i++) {
echo $i . "回目のループです" . PHP_EOL;
}
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
php hello.php Hello, PHP! こんにちは、五条悟さん! 1回目のループです 2回目のループです 3回目のループです 4回目のループです 5回目のループです
ファイルの書き方やコメントの記述方法については『.phpファイルの作成と実行方法』を参照してください。
php.ini の確認
PHPの設定ファイル『php.ini』の場所は以下のコマンドで確認できます。エラー表示の設定などを変更したい場合に参照してください。
php --ini Loaded Configuration File: /usr/local/etc/php/8.3/php.ini
開発中は『php.ini』に以下の設定を追記しておくと、エラーの原因を見つけやすくなります。
display_errors = On error_reporting = E_ALL
コマンドが見つからないとき
ターミナルで『php: command not found』と表示される場合は、『PATH』(パス)が通っていない可能性があります。以下の手順で確認・設定してください。
1. コマンドの場所を探します
php コマンドの場所を確認します。
which php
見つからない場合、よくあるインストール先を確認します。
ls /usr/local/bin/php ls /opt/homebrew/bin/php ls /Applications/XAMPP/bin/php
2. 使用しているシェルを確認します
echo $SHELL
『/bin/zsh』と表示されたら『~/.zshrc』、『/bin/bash』と表示されたら『~/.bashrc』に設定を書きます。
3. PATH に追加します
コマンドの場所がわかったら、シェルの設定ファイルに PATH を追加します。
macOS (zsh) の場合:
echo 'export PATH="/usr/local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'export PATH="/usr/local/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
XAMPP を使っている場合は、パスを XAMPP のインストール先に合わせてください(例: 『/Applications/XAMPP/bin』)。
Windows の場合は「システムの詳細設定」→「環境変数」→「Path」にPHPのインストール先フォルダ(例: 『C:\php』や『C:\xampp\php』)を追加します。
PHP のアンインストール
Homebrew でインストールした PHP をアンインストールするには以下のコマンドを実行します。
brew uninstall php
おすすめのテキストエディタ
PHP開発に便利なテキストエディタを紹介します。どれも無料で使えます(秀丸エディタのみシェアウェア、PhpStormは有料)。
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| VSCode | 現在最も人気のあるエディタです。PHP Intelephense 拡張機能をインストールすると、コード補完・定義ジャンプ・エラー検出など便利な機能が使えます。Windows / macOS / Linux 対応。正式名は『Visual Studio Code』。 |
| Sublime Text | 軽量で動作が非常に速いエディタです。シンプルな画面でコーディングに集中できます。Windows / macOS / Linux 対応。 |
| 秀丸エディタ | 1993年リリース、日本で長年愛されている国産テキストエディタです。動作が軽快でマクロ機能も搭載。Windows 専用・買い切り型。 |
| PhpStorm | JetBrains製のPHP専用IDEです。高度なコード解析・リファクタリング・デバッグ・フレームワークサポートを備えています。有料。 |
最近では『VSCode』が最も広く使われているらしいのですが、管理人はシンプルかつ軽快に動くエディタが大好物なので現在は『Sublime Text』を愛用しております。良ければ参考にしてやってください。
それと秀丸エディタについて補足をさせてください。秀丸エディタの初リリースは1993年、動作が軽快で正規表現による強力な検索・置換機能を備えており、更に『マクロ』を使って自分好みの設定にすることが可能な本当に素敵なエディタでございます。最近ですと『マクロ』は『アドオン』なんかが該当しますが、なんと1990年代からすでにその機能を実装していたという遙か先の未来を見越したような設計で、そういった面でも大変すばらしいエディタです。
実は管理人もWindows3.1からWindows7頃までずっと秀丸エディタを使ってプログラミングをしていたクチで、長年大変お世話になっておるのでございます。そして開発者の斉藤秀夫さんは未だに秀丸エディタのアップデートを続けており、例えばWindows11、その他64Bit板のWindowsでも問題なく起動させることができます。秀丸エディタはこちらから購入でき、買い切り型で価格も4000円程度、WindowsOSに入れておくと色々と捗るので買っておいて損はないかなと思います。
(´-`).。oO(管理人は昔からお世話になっている秀夫さんを応援したいので、個別にご紹介させて頂きました...)
(´-`).。oO(しかし30年以上使っているのに支払った金額はたった4000円前後...これほどコスパの良いものが他に存在するのかというレベルですね...)
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