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PDOStatement::fetch() / fetchAll()対応: PHP 5(2004)
プリペアドステートメントの実行結果からデータを取得するメソッドです。1行ずつ取得する『fetch()』と、全行をまとめて取得する『fetchAll()』を用途に応じて使い分けます。
構文
// 結果セットから1行取得します。 $stmt->fetch($mode); // 結果セットの全行を取得します。 $stmt->fetchAll($mode); // 単一カラムの値を取得します。 $stmt->fetchColumn($column_number); // 影響を受けた行数を取得します。 $stmt->rowCount();
メソッド一覧
| メソッド | 概要 |
|---|---|
| fetch($mode) | 結果セットから次の1行を取得します。行がなくなると『false』を返します。 |
| fetchAll($mode) | 結果セットの全行を配列として一括取得します。大量のデータでは『fetch()』をループで使うほうがメモリ効率が良くなります。 |
| fetchColumn($column) | 結果セットの次の行から指定したカラム番号の値だけを返します。引数を省略すると最初のカラムの値を返します。 |
| rowCount() | 直前のSQL文で影響を受けた行数を返します。INSERT・UPDATE・DELETEの結果確認に使用します。 |
フェッチモード一覧
| 定数 | 概要 |
|---|---|
| PDO::FETCH_ASSOC | カラム名をキーとした連想配列で返します。最もよく使われるモードです。 |
| PDO::FETCH_NUM | カラム番号をキーとした数値添字配列で返します。 |
| PDO::FETCH_BOTH | 連想配列と数値添字配列の両方で返します。デフォルトのモードです。 |
| PDO::FETCH_OBJ | カラム名をプロパティとした無名オブジェクトで返します。 |
| PDO::FETCH_CLASS | 指定したクラスのインスタンスとして返します。 |
| PDO::FETCH_COLUMN | 指定したカラムの値だけを配列で返します。『fetchAll()』で使用します。 |
サンプルコード
<?php
// fetch() で1行ずつ取得します。
$stmt = $pdo->prepare("SELECT id, name, email FROM users WHERE active = :active");
$stmt->execute([':active' => 1]);
$user = $stmt->fetch(PDO::FETCH_ASSOC);
echo $user['name']; // 最初の行のユーザー名が出力されます。
echo $user['email']; // 最初の行のメールアドレスが出力されます。
// fetch() をループで使い、1行ずつ処理します。
$stmt->execute([':active' => 1]);
while ($row = $stmt->fetch(PDO::FETCH_ASSOC)) {
echo $row['name'] . ": " . $row['email'] . "\n";
}
// fetchAll() で全行をまとめて取得します。
$stmt = $pdo->prepare("SELECT * FROM users ORDER BY id");
$stmt->execute();
$users = $stmt->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC);
echo count($users) . "件のデータがあります。"; // 全行数が出力されます。
// FETCH_OBJ でオブジェクトとして取得します。
$stmt->execute();
$user = $stmt->fetch(PDO::FETCH_OBJ);
echo $user->name; // プロパティとしてアクセスできます。
// fetchColumn() で単一の値を取得します。
$stmt = $pdo->prepare("SELECT COUNT(*) FROM users WHERE active = :active");
$stmt->execute([':active' => 1]);
$count = $stmt->fetchColumn();
echo "アクティブユーザー: " . $count . "人"; // 『アクティブユーザー: 42人』のように出力されます。
// fetchAll() で特定のカラムだけを配列として取得します。
$stmt = $pdo->prepare("SELECT email FROM users ORDER BY id");
$stmt->execute();
$emails = $stmt->fetchAll(PDO::FETCH_COLUMN, 0);
print_r($emails); // メールアドレスの一次元配列になります。
// rowCount() で更新件数を確認します。
$stmt = $pdo->prepare("UPDATE users SET last_login = NOW() WHERE id = :id");
$stmt->execute([':id' => 1]);
if ($stmt->rowCount() > 0) {
echo "ログイン日時を更新しました。";
} else {
echo "該当するユーザーが見つかりません。";
}
// FETCH_CLASS でクラスのインスタンスとして取得します。
class User {
public int $id;
public string $name;
public string $email;
}
$stmt = $pdo->prepare("SELECT id, name, email FROM users WHERE id = :id");
$stmt->execute([':id' => 1]);
$stmt->setFetchMode(PDO::FETCH_CLASS, 'User');
$user = $stmt->fetch();
echo $user->name; // Userクラスのインスタンスとして取得できます。
概要
『fetch()』は結果セットから1行ずつ取得し、『fetchAll()』は全行をまとめて取得します。大量のデータを扱う場合は『fetchAll()』を使うとメモリを大量に消費するため、『fetch()』をループで回して1行ずつ処理してください。
フェッチモードは接続時に『PDO::ATTR_DEFAULT_FETCH_MODE』で設定しておくと、毎回指定する手間が省けます。一般的には『PDO::FETCH_ASSOC』が最もよく使われ、カラム名で直感的にアクセスできるため便利です。
SQL文の準備と実行は『PDO::prepare() / execute()』で行い、データベースへの接続は『new PDO()』で行ってください。複数のSQLをまとめて実行する場合は『トランザクション』の使用を検討してください。
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