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PHP辞典

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error_reporting() / set_error_handler()対応: PHP 4(2000)

PHPのエラー報告レベルを設定し、カスタムエラーハンドラーでエラー処理を制御する関数です。

構文
// エラー報告レベルを設定・取得します。
error_reporting($level);

// カスタムエラーハンドラーを設定します。
set_error_handler($callback, $error_levels);

// ユーザー定義のエラーを発生させます。
trigger_error($message, $error_level);

// PHP設定値を変更します。エラー表示の制御にも使用します。
ini_set($option, $value);
関数一覧
関数概要
error_reporting($level)エラー報告レベルを設定します。引数を省略すると現在のレベルを返します。『E_ALL』ですべてのエラーを報告対象にします。
set_error_handler($callback, $error_levels)PHPのデフォルトエラーハンドラーに代わるカスタム関数を登録します。コールバックは『$errno, $errstr, $errfile, $errline』の4つの引数を受け取ります。
trigger_error($message, $error_level)プログラムから意図的にエラーを発生させます。第2引数で『E_USER_NOTICE』『E_USER_WARNING』『E_USER_ERROR』を指定できます。
ini_set($option, $value)PHPの設定値を実行時に変更します。『display_errors』や『log_errors』などの制御に使用します。
主なエラーレベル定数
定数概要
E_ALLすべてのエラーと警告を報告します。開発環境ではこの設定を推奨します。
E_ERROR致命的な実行時エラーです。スクリプトの実行が停止します。
E_WARNING実行時の警告です。スクリプトの実行は継続されます。
E_NOTICE実行時の注意です。未定義変数へのアクセスなどで発生します。
E_DEPRECATED将来のバージョンで動作しなくなるコードに対する警告です。
E_STRICTコードの互換性や将来の問題に関する提案です。PHP 8.0 で E_ALL に統合されました。
サンプルコード
<?php
// すべてのエラーを報告対象にします。開発環境では必須の設定です。
error_reporting(E_ALL);
ini_set('display_errors', '1'); // エラーを画面に表示します。

// 本番環境ではエラーを画面に表示せず、ログに記録します。
error_reporting(E_ALL);
ini_set('display_errors', '0');
ini_set('log_errors', '1');
ini_set('error_log', '/var/log/php_errors.log');

// 現在のエラー報告レベルを取得します。
$current = error_reporting();
echo $current; // 『E_ALL』の場合は『32767』と出力されます。

// カスタムエラーハンドラーを設定します。
set_error_handler(function ($errno, $errstr, $errfile, $errline) {
	$date = date('Y-m-d H:i:s');
	$log = "[$date] エラー($errno): $errstr — $errfile:$errline\n";
	error_log($log, 3, '/var/log/app_errors.log');
	return true; // 『true』を返すとPHPの標準エラーハンドラーを抑制します。
});

// trigger_error() でユーザー定義のエラーを発生させます。
function divide($a, $b) {
	if ($b == 0) {
		trigger_error("0で除算しようとしました", E_USER_WARNING);
		return false;
	}
	return $a / $b;
}

$result = divide(10, 0); // カスタムハンドラーが警告をログに記録します。

// 特定のエラーレベルを除外して報告する例です。
error_reporting(E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_DEPRECATED);
概要

『error_reporting()』はPHPがどのレベルのエラーを報告するかを制御する関数です。開発環境では『E_ALL』を設定してすべてのエラーを表示し、本番環境では『display_errors』を無効にしてエラーログに記録する設定が推奨されます。本番環境でエラーを画面に表示すると、ファイルパスや内部構造が外部に漏洩するリスクがあるためです。

『set_error_handler()』を使うと、エラー発生時の処理を自由にカスタマイズできます。ログへの記録、メール通知、エラーページの表示など、アプリケーションの要件に応じた処理を実装できます。ただし『E_ERROR』や『E_PARSE』などの致命的エラーはカスタムハンドラーでは捕捉できないため、それらは『register_shutdown_function()』で処理する必要があります。

例外処理による構造的なエラーハンドリングについては『try / catch』を参照してください。

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