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Kotlin辞典

val / var

『val』は再代入不可の変数(不変)、『var』は再代入可能な変数(可変)を宣言するキーワードです。型は初期値から推論されるため、多くの場合は省略できます。

構文
// 再代入不可の変数(不変)を宣言します。
val 変数名: 型 = 値
val 変数名 = 値   // 型推論

// 再代入可能な変数(可変)を宣言します。
var 変数名: 型 = 値
var 変数名 = 値   // 型推論
構文一覧
キーワード概要
val再代入不可の変数を宣言します。参照は変更できませんが、参照先オブジェクトの内部状態は変更できます。
var再代入可能な変数を宣言します。後から別の値を代入できます。
型推論初期値を与えると Kotlin が型を自動で決定します。型注釈を省略できるため、コードが簡潔になります。
lateinit var非 null 型の var を初期化を遅らせて宣言します。クラスのプロパティで初期化をコンストラクター後に行う場合に使用します。
サンプルコード
fun main() {
    // val は再代入不可です。
    val name: String = "Kotlin"
    val version = 2.0  // 型推論で Double になります。
    println(name)      // 『Kotlin』と出力されます。
    println(version)   // 『2.0』と出力されます。

    // val に再代入しようとするとコンパイルエラーになります。
    // name = "Java"  // エラー: Val cannot be reassigned

    // var は再代入可能です。
    var count = 0
    count = count + 1
    count += 1
    println(count) // 『2』と出力されます。

    // 型注釈を明示的に書くこともできます。
    var score: Int = 100
    score = 200
    println(score) // 『200』と出力されます。

    // val でもリストの中身は変更できます(参照自体は不変)。
    val numbers = mutableListOf(1, 2, 3)
    numbers.add(4)  // これは OK です。
    println(numbers) // 『[1, 2, 3, 4]』と出力されます。
}
概要

Kotlin では基本的に『val』を優先して使い、再代入が必要な場合のみ『var』を使うスタイルが推奨されています。不変変数を積極的に使うことで、値の変化による予期せぬバグを防ぎやすくなります。型推論が働くため、型注釈はコードの意図を明示したいときや、初期値を後から設定する場合に記述します。

変数の型については『基本データ型』を、Nullable 型については『Nullable 型 / ?. 演算子』を参照してください。

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