【環境構築】Javaの開発環境
Javaの開発環境を構築する方法を解説します。Javaはコンパイルが必要な言語ですが、JDK(Java Development Kit)をインストールするだけで開発を始められます。
JDKのインストール
Javaの開発には『JDK(Java Development Kit)』が必要です。JDKにはコンパイラ(javac)と実行環境(java)が含まれています。
| OS | インストール方法 |
|---|---|
| Windows | Adoptium(旧AdoptOpenJDK)からインストーラーをダウンロードして実行します。インストール時に『環境変数PATHに追加』のオプションを有効にしてください。 |
| macOS | Homebrew で『brew install openjdk』を実行します。または Adoptium からインストーラーをダウンロードします。 |
インストール後、ターミナル(Windowsはコマンドプロンプト)で以下を実行して確認します。
javac --version javac 21.0.3 java --version openjdk 21.0.3
両方のコマンドでバージョンが表示されればインストール成功です。
コンパイルと実行
Javaはコンパイル型の言語です。ソースコード(.java)をコンパイルしてバイトコード(.class)を生成し、それを実行するという2段階の手順を踏みます。
| 手順 | コマンド | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | javac ファイル名.java | ソースコードをコンパイルして .class ファイルを生成します。 |
| 2 | java クラス名 | .class ファイルを実行します(拡張子は付けません)。 |
サンプル: Hello.java
テキストエディタで以下の内容を『Hello.java』として保存します。ファイル名はクラス名と一致させる必要があります。この例ではクラス名が『Hello』なので、ファイル名は『Hello.java』です。
public class Hello {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello, Java!");
String name = "太郎";
System.out.println("こんにちは、" + name + "さん!");
for (int i = 1; i <= 5; i++) {
System.out.println(i + "回目のループです");
}
}
}
ターミナルでファイルを保存したフォルダに移動し、以下のコマンドを順に実行します。
コンパイル:
javac Hello.java
実行:
java Hello Hello, Java! こんにちは、太郎さん! 1回目のループです 2回目のループです ...
コンパイルに成功すると、同じフォルダに『Hello.class』ファイルが生成されます。
コンパイルエラーの対処
コードに誤りがあると、『javac』の実行時にエラーメッセージが表示されます。よくあるエラーを紹介します。
| エラー | 原因 |
|---|---|
| class Hello is public, should be declared in a file named Hello.java | ファイル名とクラス名が一致していません。 |
| reached end of file while parsing | 中括弧(『{』と『}』)の対応が合っていません。 |
| cannot find symbol | 変数名やメソッド名にタイプミスがあります。 |
| '; ' expected | 文の末尾にセミコロン(;)が抜けています。 |
エラーメッセージには行番号が表示されるので、該当する行を確認して修正してください。
コマンドが見つからないとき
ターミナルで『javac: command not found』や『java: command not found』と表示される場合は、PATH(パス)が通っていない可能性があります。以下の手順で確認・設定してください。
1. コマンドの場所を探します
javac コマンドの場所を確認します。
which javac
見つからない場合、よくあるインストール先を確認します。
ls /usr/local/bin/javac ls /opt/homebrew/bin/javac
2. 使用しているシェルを確認します
echo $SHELL
『/bin/zsh』と表示されたら『~/.zshrc』、『/bin/bash』と表示されたら『~/.bashrc』に設定を書きます。
3. JAVA_HOME と PATH を設定します
Java では PATH に加えて『JAVA_HOME』環境変数の設定も必要です。JDKのインストール先を確認して設定してください。
macOS で JDK のインストール先を確認します。
/usr/libexec/java_home
macOS (zsh) の場合 — JAVA_HOME と PATH を設定:
echo 'export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home)' >> ~/.zshrc echo 'export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-21-openjdk' >> ~/.bashrc echo 'export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
Windows の場合は「システムの詳細設定」→「環境変数」で以下を設定します。
| 変数名 | 値の例 |
|---|---|
| JAVA_HOME | C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-21 |
| Path(追加) | %JAVA_HOME%\bin |
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