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<span>

対応: HTML 4(1997)

『span』はHTMLの汎用インラインコンテナ要素で、それ自体に意味を持たず、テキストの一部などインラインコンテンツをグループ化してスタイルや操作を適用するために使用します。

構文

<span>テキストの一部</span>

<!-- classやidを指定してCSSやJavaScriptと連携 -->
<p>価格は<span class="price">1,980円</span>です。</p>

主な属性

属性概要
classCSSのクラスを指定します。スペース区切りで複数のクラスを指定できます。
id要素を一意に識別するIDを指定します。ページ内で重複してはいけません。
styleインラインCSSを直接記述します。

サンプルコード

sample_span.html
<!-- テキストの一部に色を付ける -->
<p>特別価格:<span class="price">980円</span>(税込)</p>

<!-- テキストの一部をハイライト表示 -->
<p>この機能は<span class="highlight">最新バージョン</span>で追加されました。</p>

<!-- バッジラベル -->
<p>JavaScript <span class="badge">ES2023</span></p>

<!-- JavaScriptで書き換えるターゲットとして使う -->
<p>現在の時刻:<span id="clock"></span></p>
<script>
  document.getElementById('clock').textContent = new Date().toLocaleTimeString();
</script>

<!-- インラインスタイルで一部だけ装飾 -->
<p>エラーコード:<span style="color: red; font-weight: bold;">404 Not Found</span></p>

<!-- 単位のスタイルを文字と分けて管理 -->
<p>ダウンロード速度:<span class="value">128</span><span class="unit">Mbps</span></p>

実行結果

インライン要素なので文の流れを保ったまま、特定の部分がspan要素でグループ化されて表示されます。

サンプルページはこちら

概要

『span』は『div』のインライン版といえる存在です。『div』がブロックレベルの汎用コンテナであるのに対し、『span』はインラインの汎用コンテナです。文章の流れを崩さずに一部分だけを装飾したり、JavaScriptで操作したりする際に活躍します。

『span』自体には視覚的なスタイルも意味も持ちません。CSSや『class』属性と組み合わせて初めて効果が出る要素です。テキストの一部を赤くしたい、特定の単語を太字にしたい、文字列をJavaScriptで動的に書き換えたいといった場面でよく使われます。

意味のある装飾には意味のある要素を優先して使用してください。強調したい場合は『strong』や『em』、コードを示す場合は『code』など、内容に合ったセマンティック要素が用意されています。それらでは対応できない汎用的なケースに『span』を使います。

対応ブラウザ

Chrome Chrome
1 以降
Firefox Firefox
1 以降
Safari Safari
1 以降
Edge Edge
12 以降
IE IE
11
10
9
8
7
6
Opera Opera
15 以降
14 以前 ×
iOS Safari iOS Safari
1 以降
Android Android Browser
4.4 以降
4 以前 ×
Chrome Android Chrome Android
最新版
デスクトップ版と同等の対応です
Firefox Android Firefox Android
最新版
デスクトップ版と同等の対応です

※ バージョン情報は MDN に基づいています。

JavaScriptとの連携

『<span>』は『id』や『class』を付けておくことで、JavaScriptから特定のテキスト範囲を動的に操作できます。

<!-- カウンター表示の更新 -->
<p>残り <span id="count">10</span> 秒</p>

<!-- ハイライト対象のキーワード -->
<p>このサイトでは<span class="keyword">HTML</span>と<span class="keyword">CSS</span>を学べます。</p>

<script>
  // 特定のspanのテキストを更新する
  var countEl = document.getElementById('count');
  var count = 10;
  var timer = setInterval(function() {
    count--;
    countEl.textContent = count;
    if (count <= 0) {
      clearInterval(timer);
      countEl.textContent = '終了';
    }
  }, 1000);

  // クラス名でspan要素を全て取得してスタイルを変更する
  var keywords = document.querySelectorAll('.keyword');
  for (var i = 0; i < keywords.length; i++) {
    keywords[i].style.backgroundColor = '#fff3cd';
    keywords[i].style.padding = '0 2px';
    keywords[i].style.borderRadius = '3px';
  }
</script>

また、ユーザーの操作に応じてクラスを切り替えることで、スタイルを動的に変化させることもできます。

<span class="status" id="statusBadge">オフライン</span>
<button id="toggleBtn">切り替え</button>

<script>
  var badge = document.getElementById('statusBadge');
  var btn = document.getElementById('toggleBtn');

  btn.addEventListener('click', function() {
    // classList.toggle でクラスのON/OFFを切り替える
    badge.classList.toggle('online');
    badge.textContent = badge.classList.contains('online') ? 'オンライン' : 'オフライン';
  });
</script>

<style>
  .status { padding: 2px 8px; border-radius: 4px; background: #ccc; }
  .status.online { background: #4caf50; color: white; }
</style>

記事の間違いや著作権の侵害等ございましたらお手数ですがまでご連絡頂ければ幸いです。