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可変長引数
Goの可変長引数(variadic)を使うと、任意の数の引数を受け取る関数を定義できます。最後の引数の型の前に『...』を付けることで、0個以上の引数をスライスとして受け取ります。
構文
// 可変長引数の関数定義です(最後の引数にのみ使えます)
func 関数名(固定引数 型, args ...型) {
// args はスライスとして扱えます。
for _, v := range args {
// 各要素を処理します。
}
}
// 呼び出し方:値を直接渡します。
関数名(固定, 値1, 値2, 値3)
// スライスを展開して渡します(... を付けます)。
slice := []int{1, 2, 3}
関数名(固定, slice...)
可変長引数の特徴
| 特徴 | 概要 |
|---|---|
| 最後の引数のみ | 可変長引数は関数の最後のパラメータにのみ指定できます。 |
| スライスとして受け取る | 関数内では可変長引数はスライスとして扱われます(引数なしの場合はnilスライス)。 |
| スライスの展開 | 既存のスライスを渡す場合は『slice...』と書いて展開します。 |
| 0個もOK | 引数を1つも渡さなくてもエラーになりません。 |
サンプルコード
package main
import "fmt"
// 整数の合計を求める可変長引数関数です。
func sum(nums ...int) int {
total := 0
for _, n := range nums {
total += n
}
return total
}
// 固定引数と可変長引数を組み合わせます。
func logMessage(level string, messages ...string) {
for _, msg := range messages {
fmt.Printf("[%s] %s\n", level, msg)
}
}
// 可変長引数を別の可変長引数関数に渡します。
func printAll(args ...interface{}) {
fmt.Println(args...) // fmt.Println自体も可変長引数です。
}
func main() {
// 直接値を渡します。
fmt.Println("合計(引数なし):", sum())
fmt.Println("合計(1つ):", sum(5))
fmt.Println("合計(複数):", sum(1, 2, 3, 4, 5))
fmt.Println()
// スライスを展開して渡します。
nums := []int{10, 20, 30}
fmt.Println("スライスから:", sum(nums...))
fmt.Println()
// 固定引数と可変長引数の組み合わせです。
logMessage("INFO", "サーバーを起動しました", "ポート8080で待機中")
logMessage("WARN") // メッセージなしでも動きます。
fmt.Println()
// interface{}の可変長引数
printAll("Go言語", 42, true, 3.14)
}
概要
可変長引数は標準ライブラリでも広く使われており、『fmt.Println()』や『fmt.Printf()』も内部的に可変長引数を使っています。関数内で受け取った可変長引数(スライス)をそのまま別の可変長引数関数に渡すには、『args...』のように展開する必要があります。
可変長引数関数に何も引数を渡さなかった場合、関数内のスライスはnilになります。len()は0を返すため通常は問題ありませんが、スライス操作(インデックスアクセスなど)を行う前にnilチェックを行うと安全です。
関数の基本については『関数定義 / 複数戻り値』、クロージャについては『クロージャ / 無名関数』を参照してください。
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