【環境構築】Goの開発環境
Go でプログラムを書いて実行するための環境構築手順を説明します。Go は公式サイトからインストーラをダウンロードするだけで、すぐに開発を始められます。
インストール
Windows:インストーラーを使ったインストール
go.dev から Windows 用のインストーラをダウンロードします。

Windows PC の CPU はほぼ全て『x64(amd64)』なので、『Microsoft Windows』の『go1.26.2.windows-amd64.msi』をそのままダウンロードすれば OK です。Apple Silicon(『M1』、『M2』 など)搭載の Mac 上で Parallels などを使って Windows を動かしている場合のみ、ページ下部の『All downloads』から『windows-arm64.msi』を選択してください。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして実行します。

『Next』をクリックしてライセンスに同意し、インストールを進めます。
『Install』をクリックするとインストールが始まります。

以下の画面が出たらインストールは完了です。『Finish』をクリックしてインストーラーを閉じてください。

macOS:Homebrew を使ったインストール
macOS では GUI のインストーラーではなく、Homebrew(ホームブリュー)などのパッケージマネージャーを使ってコマンドラインからインストールするのが一般的です。公式の pkg インストーラーも用意されていますが、ここでは Homebrew を使う方法を紹介します。
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。Homebrew がインストールされていない場合は公式サイト(https://brew.sh/)の手順に従ってインストールしてください。
brew install go
インストールの確認
ターミナル、PowerShell、コマンドプロンプトのいずれかで以下を実行します。
go version go version go1.22.3 darwin/arm64
バージョン番号が表示されればインストール成功です。
GOPATH とモジュールモード
以前の Go では『GOPATH』というディレクトリの下にすべてのソースコードを置く必要がありました。現在はモジュールモードが標準になっており、好きな場所でプロジェクトを作成できます。
『GOPATH』はダウンロードしたパッケージの保存先として引き続き使われますが、開発時に意識する必要はほとんどありません。
プロジェクトの作成と実行
1. プロジェクトを初期化します
mkdir hello cd hello go mod init hello
まず『mkdir』でプロジェクト用のディレクトリを作成し、その中に移動します。『go mod init』はモジュール(プロジェクト)を初期化するコマンドで、ディレクトリ内に『go.mod』ファイルが作成されます。
2. ソースファイルを作成します
テキストエディタで『main.go』というファイルを作成し、以下の内容を書きます。
sample_main.go
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("狡噛慎也")
fmt.Println("常守朱")
}
3. 実行します
go run main.go 狡噛慎也 常守朱
上記のように表示されれば成功です。
ファイルの書き方やコメントの記述方法については『.go ファイルの作成と実行方法』を参照してください。
ビルド(コンパイル)
『go build』を使うと、実行ファイルを生成できます。
go build -o hello ./hello 狡噛慎也 常守朱
Go はクロスコンパイルにも対応しています。以下のように環境変数を指定すると、別の OS 向けの実行ファイルを生成できます。
Windows 向けの実行ファイルを macOS/Linux で生成する例:
GOOS=windows GOARCH=amd64 go build -o hello.exe
よく使う go コマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| go run ファイル名.go | コンパイルと実行を一度に行います。 |
| go build | 実行ファイルを生成します。 |
| go mod init | 新しいモジュール(プロジェクト)を初期化します。 |
| go mod tidy | 不要な依存を削除し、必要な依存を追加します。 |
| go fmt | コードを Go 標準のスタイルにフォーマットします。 |
| go test | テストを実行します。 |
コマンドが見つからないとき
ターミナルで『go: command not found』と表示される場合は、『PATH』(パス)が通っていない可能性があります。以下の手順で確認・設定してください。
1. コマンドの場所を探します
コマンドの場所を確認します。
which go
見つからない場合、よくあるインストール先を確認します。
ls /usr/local/go/bin/go ls /opt/homebrew/bin/go
2. 使用しているシェルを確認します
echo $SHELL
『/bin/zsh』と表示されたら『~/.zshrc』、『/bin/bash』と表示されたら『~/.bashrc』に設定を書きます。
3. PATH に追加します
コマンドの場所がわかったら、シェルの設定ファイルに PATH を追加します。
macOS (zsh) の場合:
echo 'export PATH="/usr/local/go/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'export PATH="/usr/local/go/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
GOPATH と GOROOT について
Go には 2 つの重要な環境変数があります。通常は自動で設定されますが、問題がある場合は確認してみてください。
| 環境変数 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| GOROOT | Go 本体のインストール先です。 | /usr/local/go |
| GOPATH | ダウンロードしたパッケージや『go install』した実行ファイルの保存先です。 | ~/go |
現在の設定を確認します。
go env GOROOT go env GOPATH
『go install』で入れたコマンドを使うには、GOPATH/bin も PATH に追加します。
macOS (zsh) の場合:
echo 'export PATH="$HOME/go/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
Linux (bash) の場合:
echo 'export PATH="$HOME/go/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
Windows の場合は「システムの詳細設定」→「環境変数」→「Path」に追加します。公式インストーラを使った場合は自動的に設定されます。設定されない場合は 『C:\Program Files\Go\bin』 を Path に追加してください。
Go のアンインストール
Homebrew でインストールした Go をアンインストールするには以下のコマンドを実行します。
brew uninstall go
Windows の場合は『設定』→『アプリ』→『インストールされたアプリ』から『Go Programming Language』を見つけて『アンインストール』をクリックします。
おすすめのテキストエディタ
Go開発に便利なテキストエディタ・IDE(Integrated Development Environment — コード編集・実行・デバッグを1つにまとめた開発ツール)を紹介します。どれも無料で使えます(秀丸エディタのみシェアウェア、GoLandは有料)。
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| VSCode | 現在最も人気のあるエディタです。Go 公式拡張機能をインストールすると、コード補完・定義ジャンプ・自動フォーマット・デバッグなどが使えます。Windows / macOS / Linux 対応。正式名は『Visual Studio Code』。 |
| Sublime Text | 軽量で動作が非常に速いエディタです。シンプルな画面でコーディングに集中できます。Windows / macOS / Linux 対応。 |
| 秀丸エディタ | 1993年リリース、日本で長年愛されている国産テキストエディタです。動作が軽快でマクロ機能も搭載。Windows 専用・買い切り型。 |
| GoLand | JetBrains製のGo専用IDEです。高度なコード解析・リファクタリング・デバッグ・テスト支援機能を備えています。有料。 |
| Vim | ターミナル上で動作する高機能エディタです。vim-go プラグインを入れると Go 開発に便利な機能が揃います。無料。 |
最近では『VSCode』が最も広く使われているらしいのですが、管理人はシンプルかつ軽快に動くエディタが大好物なので現在は『Sublime Text』を愛用しております。良ければ参考にしてやってください。
それと秀丸エディタについて補足をさせてください。秀丸エディタの初リリースは1993年、動作が軽快で正規表現による強力な検索・置換機能を備えており、更に『マクロ』を使って自分好みの設定にすることが可能な本当に素敵なエディタです。最近ですと『マクロ』は『アドオン』なんかが該当しますが、なんと1990年代からすでにその機能を実装していたという遙か先の未来を見越したような設計で、そういった面でも大変すばらしいエディタです。
実は管理人もWindows3.1からWindows7頃までずっと秀丸エディタを使ってプログラミングをしていたクチで、長年大変お世話になっています。そして開発者の斉藤秀夫さんは未だに秀丸エディタのアップデートを続けており、例えばWindows11、その他64Bit板のWindowsでも問題なく起動させることができます。秀丸エディタはこちらから購入でき、買い切り型で価格も4000円程度、WindowsOSに入れておくと色々と捗るので買っておいて損はないかなと思います。
(´-`).。oO(管理人は昔からお世話になっている秀夫さんを応援したいので、個別にご紹介させて頂きました...)
(´-`).。oO(しかし30年以上使っているのに支払った金額はたった4000円前後...これほどコスパの良いものが他に存在するのかというレベルですね...)
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