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math/rand パッケージ
Goの『math/rand』パッケージを使うと乱数を生成できます。Go 1.20以降はグローバルな乱数生成器が自動的にシード設定されるため、初期化なしでそのまま使えます。
構文
import "math/rand"
// 0以上n未満のランダムな整数を返します。
n := rand.Intn(100)
// 0.0以上1.0未満のランダムなfloat64を返します。
f := rand.Float64()
// Go 1.20以降:ローカルな乱数生成器を作成します。
r := rand.New(rand.NewSource(42)) // シード42で固定します。
n2 := r.Intn(10)
// スライスをランダムにシャッフルします。
s := []int{1, 2, 3, 4, 5}
rand.Shuffle(len(s), func(i, j int) { s[i], s[j] = s[j], s[i] })
関数一覧
| 関数 | 概要 |
|---|---|
| rand.Intn(n) | 0以上n未満のランダムなintを返します。 |
| rand.Int() | ランダムな非負のintを返します。 |
| rand.Int63() | ランダムな非負のint64を返します。 |
| rand.Float64() | [0.0, 1.0)のランダムなfloat64を返します。 |
| rand.Float32() | [0.0, 1.0)のランダムなfloat32を返します。 |
| rand.Shuffle(n, swap) | swap関数を使ってn要素をランダムに並べ替えます。 |
| rand.New(src) | 指定したSourceを使う乱数生成器を作成します。 |
| rand.NewSource(seed) | 指定したシード値のSourceを作成します(再現性あり)。 |
サンプルコード
package main
import (
"fmt"
"math/rand"
)
func main() {
// --- グローバル乱数生成器(Go 1.20以降は自動シード設定)---
fmt.Println("--- ランダムな整数 ---")
for i := 0; i < 5; i++ {
fmt.Printf("rand.Intn(100) = %d\n", rand.Intn(100))
}
fmt.Println()
// 浮動小数点数の乱数です。
fmt.Println("--- ランダムなfloat64 ---")
for i := 0; i < 3; i++ {
fmt.Printf("rand.Float64() = %.4f\n", rand.Float64())
}
fmt.Println()
// 任意の範囲の整数乱数(例: 1〜6のサイコロ)です。
fmt.Println("--- サイコロ(1〜6)---")
for i := 0; i < 5; i++ {
dice := rand.Intn(6) + 1 // Intn(6)は0〜5なので+1します。
fmt.Printf("サイコロ: %d\n", dice)
}
fmt.Println()
// スライスのシャッフルです。
fmt.Println("--- シャッフル ---")
s := []int{1, 2, 3, 4, 5}
fmt.Println("シャッフル前:", s)
rand.Shuffle(len(s), func(i, j int) {
s[i], s[j] = s[j], s[i]
})
fmt.Println("シャッフル後:", s)
fmt.Println()
// シード固定で再現性のある乱数を生成します。
fmt.Println("--- シード固定(再現性あり)---")
r1 := rand.New(rand.NewSource(42))
r2 := rand.New(rand.NewSource(42))
fmt.Println("r1の乱数:", r1.Intn(100), r1.Intn(100), r1.Intn(100))
fmt.Println("r2の乱数:", r2.Intn(100), r2.Intn(100), r2.Intn(100))
// 同じシードなので同じ結果になります。
}
概要
Go 1.20以降はグローバルな乱数生成器が実行ごとに自動でランダムシードが設定されます。そのため、以前必要だった『rand.Seed(time.Now().UnixNano())』の初期化コードは不要になりました。テストで再現性が必要な場合は『rand.New(rand.NewSource(シード値))』でローカルな生成器を作成してください。
math/randが生成する乱数は暗号学的に安全ではありません。パスワードやトークンなどセキュリティが必要な乱数は『crypto/rand』パッケージを使ってください。
math関数全般は『math パッケージ』を参照してください。
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