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strcmp() / strncmp()

2つの文字列を辞書順で比較する関数です。文字列の等値判定やソートの比較ロジックに使います。文字列は『==』演算子では比較できないため、必ずこれらの関数を使います。

構文
// s1 と s2 を辞書順で比較します。
// 戻り値: s1 < s2 なら負、s1 == s2 なら 0、s1 > s2 なら正。
int strcmp(const char *s1, const char *s2);

// 先頭 n バイトだけ比較します。
int strncmp(const char *s1, const char *s2, size_t n);

// 大文字・小文字を区別しない比較です(POSIX拡張、標準Cではありません)。
int strcasecmp(const char *s1, const char *s2);   // Unix系

// Windows 環境での大文字・小文字を区別しない比較です。
int _stricmp(const char *s1, const char *s2);     // Windows (MSVC)
戻り値の意味
戻り値意味使い方の例
02つの文字列は等しい『if (strcmp(a, b) == 0)』で等値判定します。
負の値s1 が s2 より辞書順で前ソート比較関数の戻り値として使えます。
正の値s1 が s2 より辞書順で後ソート比較関数の戻り値として使えます。
サンプルコード
#include <stdio.h>
#include <string.h>

int main(void) {
    // strcmp で等値判定します。
    const char *s1 = "apple";
    const char *s2 = "apple";
    const char *s3 = "banana";

    if (strcmp(s1, s2) == 0) {
        printf("s1 と s2 は等しいです。\n"); // こちらが出力されます。
    }

    // 大小関係を確認します。
    int cmp = strcmp(s1, s3);
    if (cmp < 0) {
        printf("%s は %s より辞書順で前です。\n", s1, s3);
        // 『apple は banana より辞書順で前です。』と出力されます。
    }

    // strncmp で先頭 N 文字だけ比較します(コマンドのプレフィックス判定など)。
    const char *cmd = "set_value";
    if (strncmp(cmd, "set_", 4) == 0) {
        printf("set_ で始まるコマンドです。\n"); // こちらが出力されます。
    }

    // 文字列配列を strcmp でソートする例です。
    const char *fruits[] = {"cherry", "apple", "banana"};
    int n = 3;
    // バブルソートで比較します。
    for (int i = 0; i < n - 1; i++) {
        for (int j = 0; j < n - 1 - i; j++) {
            if (strcmp(fruits[j], fruits[j + 1]) > 0) {
                const char *tmp = fruits[j];
                fruits[j] = fruits[j + 1];
                fruits[j + 1] = tmp;
            }
        }
    }
    printf("ソート後: ");
    for (int i = 0; i < n; i++) printf("%s ", fruits[i]);
    printf("\n"); // 『apple banana cherry』と出力されます。

    return 0;
}
概要

『if (s1 == s2)』はポインタのアドレスを比較するため、同じ内容の文字列でも異なるアドレスにあれば false になります。文字列の内容を比較するには必ず strcmp() を使ってください。

比較はバイト値(unsigned char として)の大小で行われます。つまりアルファベット順とは異なる場合があり、特にマルチバイト文字(日本語など)のソートには使えません。ロケール対応の比較には strcoll() を使ってください。

汎用ソートへの応用は『qsort() / bsearch()』も参照してください。

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