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fseek() / ftell() / rewind() / feof()
ファイルの読み書き位置(ファイル位置指示子)を移動・取得したり、末尾に達したかどうかを判定したりする関数です。ランダムアクセスが必要なファイル処理に使います。
構文
// ファイル位置を基準点からオフセット分移動します。 // 戻り値: 成功時は 0、失敗時は非0。 int fseek(FILE *stream, long offset, int whence); // 現在のファイル位置をバイト数で返します。 // 戻り値: 現在位置、エラー時は -1L。 long ftell(FILE *stream); // ファイル位置を先頭に戻します(エラーフラグもクリアします)。 void rewind(FILE *stream); // ファイル末尾フラグが立っているか調べます。 // 戻り値: EOF に達していれば非0、そうでなければ 0。 int feof(FILE *stream);
whence(基準点)一覧
| 定数 | 基準点 | 概要 |
|---|---|---|
| SEEK_SET | ファイル先頭 | 先頭から offset バイト目に移動します。offset は 0 以上の値を指定します。 |
| SEEK_CUR | 現在位置 | 現在位置から offset バイト分前後に移動します。負の値で後退できます。 |
| SEEK_END | ファイル末尾 | 末尾から offset バイト分移動します。ファイルサイズを調べる際は offset に 0 を指定します。 |
サンプルコード
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
int main(void) {
// ファイルサイズを fseek + ftell で調べます。
FILE *fp = fopen("lines.txt", "rb");
if (fp == NULL) { perror("fopen"); return EXIT_FAILURE; }
fseek(fp, 0, SEEK_END); // 末尾に移動します。
long file_size = ftell(fp); // 現在位置 = ファイルサイズ(バイト)です。
printf("ファイルサイズ: %ld バイト\n", file_size);
rewind(fp); // 先頭に戻します。
printf("rewind後の位置: %ld\n", ftell(fp)); // 『0』と出力されます。
// SEEK_SET で先頭から7バイト目に移動して読み込みます。
fseek(fp, 7, SEEK_SET);
char buf[64];
if (fgets(buf, sizeof(buf), fp) != NULL) {
printf("7バイト目から: %s", buf); // 2行目の内容が出力されます。
}
// feof でループ終了を確認します(推奨: 戻り値で判定する方が確実です)。
rewind(fp);
int ch;
int count = 0;
while ((ch = fgetc(fp)) != EOF) {
count++;
}
if (feof(fp)) {
printf("正常に末尾に達しました。文字数: %d\n", count);
}
fclose(fp);
return 0;
}
概要
テキストモードで開いたファイルへの fseek() は、SEEK_SET + ftell() が返した値の組み合わせ以外では動作が処理系依存になります。ランダムアクセスが必要な場合は必ずバイナリモード(『"rb"』)で開いてください。
『feof()』はファイル末尾フラグを確認するだけです。『while (!feof(fp))』をループ条件にすると最後のデータを2回処理するバグが生じることがあります。かわりに『fgets()』や『fgetc()』の戻り値で EOF を判定するパターンを推奨します。
ファイルの読み書き関数全般については『fread() / fwrite()』および『fgets() / fputs()』も参照してください。
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