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tr / col / expand

『tr』は文字の変換・削除・圧縮を1文字単位で行うコマンドです。『expand』はタブをスペースに、『unexpand』はスペースをタブに変換します。改行コードの変換や大文字小文字の変換など、文字レベルの整形によく使います。

構文
tr [オプション] 文字集合1 [文字集合2]
expand [オプション] [ファイル...]
unexpand [オプション] [ファイル...]
オプション一覧
コマンド / オプション概要
tr 'abc' 'ABC'文字集合1の各文字を文字集合2の対応する文字に変換します。
tr '[:lower:]' '[:upper:]'小文字をすべて大文字に変換します。
tr '[:upper:]' '[:lower:]'大文字をすべて小文字に変換します。
tr -d '文字集合'指定した文字を削除します。
tr -s '文字集合'連続する同じ文字を1文字に圧縮します。
tr -c '文字集合1' '文字集合2'文字集合1の補集合(含まれない文字)を文字集合2に変換します。
tr '\r' '\n'Windows の改行コード(\r\n)の \r を削除するために使います。
expand ファイルタブをスペース8個に変換します。
expand -t N ファイルタブをスペースN個に変換します。
unexpand ファイル先頭のスペースをタブに変換します。
サンプルコード

以下の例で各コマンドの動作を説明します。

# 処理対象のテキスト例:
# "hello world"       → 大文字変換
# "my file name.txt"  → スペース置換
# "abc123def456"      → 文字削除
# "too    many   spaces" → 連続文字の圧縮

小文字をすべて大文字に変換します。

echo "hello world" | tr '[:lower:]' '[:upper:]'
HELLO WORLD

スペースをアンダースコアに変換します(ファイル名の正規化などに使います)。

echo "my file name.txt" | tr ' ' '_'
my_file_name.txt

『-d』で指定した文字を削除します。アルファベットを削除して数字だけ取り出す例です。

echo "abc123def456" | tr -d '[:alpha:]'
123456

『-s』で連続する同じ文字を1文字に圧縮します。

echo "too    many   spaces" | tr -s ' '
too many spaces

『-s』と『cut』を組み合わせて、不揃いな空白のデータからフィールドを取り出します。

echo "  alice  30  Tokyo  " | tr -s ' ' | cut -d' ' -f2-
alice 30 Tokyo

『-c』(補集合)でアルファベット・数字以外の文字をすべてスペースに変換します。

echo "hello, world! 123" | tr -c '[:alnum:]\n' ' '
hello  world  123

Windows の改行コード(\r\n)から \r を削除して Unix 形式に変換します。

tr -d '\r' < windows_file.txt > unix_file.txt

『expand -t N』でタブをスペースN個に変換します。

printf "name\tage\ncity\tcode\n" | expand -t 8
name    age
city    code
概要

『tr』はファイルを引数に取れず、標準入力のみ受け付けます。ファイルを処理するには『tr < ファイル』のようにリダイレクトで入力します。

Windows のテキストファイルを Linux で使う場合に改行コード(\r\n → \n)の変換でよく使われます。より高機能なテキスト変換には『sed』も参照してください。

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