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tee
『tee』はパイプの途中でデータをファイルに書き出しながら、次のコマンドにもそのままデータを流すコマンドです。名前はT字型の配管パーツに由来します。ビルドログを保存しながらターミナルにも表示したい場合などに使います。
構文
コマンド | tee [オプション] [ファイル...]
オプション一覧
| オプション | 概要 |
|---|---|
| tee ファイル | 標準入力をファイルに書き込みつつ標準出力にも流します。 |
| tee -a ファイル | ファイルに上書きせず追記します。 |
| tee ファイル1 ファイル2 | 複数のファイルに同時に書き込みます。 |
| tee /dev/null | 標準出力への通過のみで実質 cat と同じ動作になります。 |
サンプルコード
以下の例で『tee』の動作を説明します。『tee』はパイプの途中でデータを分岐させるT字型の配管をイメージしてください。
# データの流れ: # コマンドの出力 → tee → ファイルに保存 # └→ 標準出力(次のコマンドへ)
標準入力をファイルに書き込みつつ、標準出力にも流します。
echo "Hello" | tee output.txt
Hello
cat output.txt
Hello
ビルドの出力をターミナルに表示しながらログファイルにも保存します。『2>&1』で標準エラーも含めます。
make 2>&1 | tee build.log
『-a』でファイルに上書きせず追記します。ログに追記しつつエラーだけフィルタする例です。
make 2>&1 | tee -a build.log | grep -E "error|warning"
複数のファイルに同時に書き込みます。
echo "test data" | tee file1.txt file2.txt file3.txt
test data
『sudo tee』でルート権限が必要なファイルに書き込みます。『sudo echo > /etc/hosts』はリダイレクトが sudo の権限外で実行されるため失敗しますが、パイプ経由の『sudo tee』なら正しく書き込めます。
echo "127.0.0.1 myapp.local" | sudo tee -a /etc/hosts
127.0.0.1 myapp.local
パイプの途中で中間結果をファイルに保存して、後から確認できるようにします。
cat access.log | tee /tmp/debug.log | grep "ERROR" | wc -l
3
概要
『sudo tee』パターンはルート権限が必要なファイルに書き込む際のよく使うイディオムです。『sudo echo "..." > /etc/hosts』はリダイレクトが sudo の権限外で実行されるため失敗しますが、パイプ経由で『sudo tee』を使えば正しく書き込めます。
パイプの基本については『パイプ(|)』を、リダイレクトについては『出力リダイレクト(>)』を参照してください。
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